2011年03月

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先月15日から一ヶ月強に渡って製作を続けてきました江若セレガ3台ですが、完成目前のところまで到達しました。
折れやすいワイパー・バックミラーの装着はアクリル展示ケースの到着後・納入直前に取り付けを行います。
透明アクリルケースの発注は一ヶ月ほど先にする予定。(その理由はもはや言うまでもないことですが)
 
塗装やメッキパーツが付いた後で眺めてみると、よく出来たプラモです。フジミさんの傑作中の傑作でしょう。
 
実車のボディデザインのイメージをそつなく捉え、設計者の拘りが伝わるキットですので非常に組み甲斐があるのですが、製作に膨大な日数を要します。
特注カスタマイズ品は一個あたりの単価が高くなりますが、受注も安定しない傾向にあります。
また一個の特注品を製作している間に構想している製品企画が他社から先に出され、大きな機会損失となる可能性も出ています。塗装や組立てに使っていた時間を企画や設計に投じていく必要があります。
そういう事情で今後当面公式・非公式に関わらず特注カスタマイズ・キット代理製作を休止するつもりでしたので、なるべく入念に製作致しました。
 
明日から部屋の片づけを開始。
 レイアウトの駅構内・ホーム製作等の作業を少し進め、4月からあとりえミュー新製品設計を始めます。
 
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震災発生から知らぬ間に一週間過ぎようとしてしています。
あれから時間の流れが恐ろしく早くなったような気がしてなりません。
 
時間の合間を見てニュースチェックや知っている方のブログチェックを行い、それを終えたら仕掛かり中のセレガ組立てを進めるといった調子です。落ち着かない状態の中での作業でしたが、ようやく擬装の終盤に差し掛かってきました。
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作業内容は昨年夏のときとあまり変わりませんが、一部改良も加えています。
ひとつ目は回転サロンシートのアームレスト自製ですが、こちらはプラ板手切りではなく紙をクラフトロボで切り出す方法を今回使いました。一台分ならわざわざCADデータを作るより手切りが早いのですが、今回は3台ですので機械切りです。
次に試してみたのはハセガワの曲面追従金属光沢シート:ミラーフィニッシュによるアンダーミラー表現です。
フジミセレガのアンダーミラーやルームミラーはメッキパーツが使われていないので何とかしたいところでした。まだ施工していませんがEF58のヒゲにもこれを使う予定でおります。
ドーム型の曲面を持つアンダーミラーですが頂点から指でやや強めに押さえるようにするとしっかり馴染んでくれました。
少し大きめにシートを切ってミラーに貼りつけカッターを入れるという説明書通りの使い方でやってみましたが、クラフトロボによる切り出しも試してみるつもりです。刃の出先設定は小さめにし力も弱くゆっくり切る感じでないといけなさそうですが。
 
画像はまだですが既に側面ガラスの取り付けやクーラーのメッシュ貼り・金文字ロゴ貼り付けも終わっています。
何とか明後日20日までに納入直前に取り付けるワイパーやミラーを除き擬装を終えたいと思っています。
 
セレガが終わったら少しレイアウト製作作業を行い、あとりえミューの新製品設計に入ります。
模型材料や用品の流通が滞る可能性があるため製品生産の受注はしばらく見合わせしますが、設計はパソコンがあればできます。
昨年秋から考えていたあとりえミューの衣替え計画で考えた商品も少しづつ表に出していくつもりです。
 
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 1月下旬より長く模型製作の報告を中断していましたが、非公式で製作依頼されていたフジミセレガの塗装工程画像です。
 本当は3月11日にブログアップするつもりでしたが画像調整直前に東日本大震災が発生し、その気を無くしてしまいました。
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 軽く塗装工程のお話をしますと前回と同じように全艶塗装仕上げを目指しましたが、今回は少し塗装の吹きつけ手法を替えました。塗料はやや濃いめでさらりと軽く何回も吹く感じです。マスキングシートはダイソーで売っていた薄手の室内装飾シートを使用。柔らかいシートで密着性の高さを期待していたのですが、粘着力が弱く結構剥がれてきます。ですので何度も指でシートを押さえ直し吹き付けを行いました。
 そのあとクリアをたっぷり吹きつけしたのですが、そのときにうっかり毛埃を付けたり、うっかり生乾きの塗装面に手を触れたりで塗装やり直しを何度もする羽目になりました。いまいち調子が悪いです。
 
 それでも何とか車体全体の塗装は終わり現在擬装作業を急いでいます。
 
 前回書かせて頂いた通り、私も東日本在住のモデラー様やメーカー担当者の方たちとの交流の機会が増え、その方たちの安否が気がかりでなりませんでしたし、何千人・何万人単位で犠牲者の数が増えていくニュースを耳にし心が引き裂かれる想いを致しております。
 そんな中ではありますが引き受けた仕事を一日も早く終え、次なる課題に取り組まねばなりません。
 4月・5月は設計準備集中期間と定めて動くつもりです。
 
 いま自分ができることに集中していくことしかないので。
 
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さて2月中旬から非公式による依頼のバスプラモ(江若セレガ)3台の製作を続けていますが、国民の義務を果たす準備やら欠品やらクラフトロボの故障などがあって未だ完成しておりません。
 
クラフトロボの修理はわずか3日程度で終わったのですが、故障に気が付いたときはさすがに少々慌てました。原因は操作基盤の接触不良によるものでアッセンブリー交換にて修理完了となったのですが、このようなハプニングが起きたことによって自分の模型製作がすっかりデジタル漬けになってしまっており、機械抜きでは成立しないことを再認識させられました。
無論何でもかんでも機械任せにすればよいという考えではなく、今のやっている作業も繊細な手作業技術が必要な場面の方が圧倒的に多いのですが、それでもだんだんとデジタル作業の割合が増えてきています。
 
そもそも実車自体の車体設計がCADによって行われており、昔職人さんがハンマーの叩きだしで作っていた新幹線や特急車両の先頭部も今はコンピューター制御の大型研削機械で形づくっているわけですから、模型の方もCADやデジタルツールでというのは当たり前といえば当たり前の話と云えるかも知れません。
カラーリングもコンピューターグラフィックで決定されていますし。
 
ネコ本で2回ほどデジタル工作特集を組んでいましたが、恐らく今後もこうした特集を何度も組み繰り返し新しい情報を流していくことでしょう。
 
たまに「自分はパソコンが嫌いだ。パソコンを弄りたくないのだ」と言われる人が居られますが、そういう人も実はコンピューターの恩恵を知らず知らずのうちに受けていたりします。
私の場合は「買えるもの・使えるものはどんどん使ってしまえ」的発想で動いていますし、そうでないと抱え込んでいる宿題をこなし切れません。
今回のセレガみたいに3台同時製作となりますと均質性も強く求められますので 機械の力が不可欠になります。堂々と技術の恩恵を甘受した方が得策ですし製品を受け取って頂く人の満足感も上がるでしょう。コストも下がります。
 
特に商売として模型製作に携わる場合、手先が器用であるということだけでは通用しません。
新しい機械の情報や用品、手法をいち早く知り、導入を進める努力も必要となってきます。
 
その費用を賄っていくだけの商才。
それと他の同業者と連携を取り、高額な機械をシェアリングしていく交渉能力も求められます。
 
商売でなく個人の模型工作においてもそうした場面が増えていくのではないでしょうか。
 
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たまに呑む「蓬莱泉」の蔵元・関谷酒造の酒蔵の写真を見るとびっくりするぐらい自動化している。
それでも美味けりゃ「これでいいのだ」

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