2013年01月

 ずっとビル用の空調機器の製作を続けています。正直食傷気味ですが完成後のイメージを大きく左右するかと思うのでやるしかありません。
 
 GHP・EHPシステム空調機に続いて同じくヒートポンプ室外ユニットを製作します。
 また製作の参考にしたメーカーサイトの紹介です。 
 
 四角いボックスの上に丸い冷却ファンがついているヒートポンプ室外機はビルや店舗・事務所等の屋上もしくは裏手敷地に多く設置されています。これはレイアウトを製作すると結構な数が必要となる装置ですのでシリコンで型取りして注型樹脂等で複製した方がよいかも知れません。
 
 まず装置の原型を作る前に丸型のファンやルーバー等の原型を作る必要があります。
 ルーバーはコトブキヤのパーツを使えばよいのですが、丸型ファンはどこかからモールドを移植してこないといけません。丸型ファンのモールドとして選んだのはGMのバルグパーツでAE13E分散型クーラーです。これは昔バスコレで被される発売される前にふそうのエアロスターMP35のビーバーエアコンを自製したときに同じ動機で購入してきたものです。余っていたのでこれを使うことにしました。
 ファン周りの肉をニッパーでポチポチと切り落としていき、ピンバイスのドリルチャックに挟んでヤスリがけをします。それが出来上がったらシリコンコピーです。
 このパーツはストラクチャーのエアコン室外機だけではなく、バスコレ改造やマンホールの蓋などにも転用できるものですのでシリコン型を作っておいて損はありません。
 
 複製材はプラリペアを使用。付属リキッドをシリコン型に少量垂らしアクリル粉を撒いていきます。脱型前にドライヤーで複製物を温め溶剤であるリキッドの”飛ばし”をしっかりやります。そうしないと表面がざらざらになったり収縮変形する原因になります。
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 出来上がった丸型ファンのパーツをヒートポンプ室外機本体に装着します。モールドの状態を確認するため墨入れをしてあるため汚くなっていますが後で本塗装します。イメージ 1
 
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昨日は栄や大須周辺を巡り材料の買出しをしてきました。
主目的は大須キッズランドに予約してあった鉄コレの流電52系が入荷したため、それの引き取りをすることでしたが、東急ハンズでウレタンキャストレジンやワイヤー、銅版等も購入してきました。あっという間に諭吉様が消える・・・・orz。ついでに言うとトミックスからJR東海カラーのキハ48-500が出るのですが、これも予約してきました。今年の春にはKATOから愛知環状鉄道の2000系(313系の姉妹車)とかJR東日本のキハ110が再生産されるのですが、悩みどころですねえ。
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鉄コレ流電52系。スカ色の色味も個人的にしっくりくる感じ。塗り直しの必要がなさそう。
各車一両一両専用の金型で前面サボやパンタ周辺の配管などを細かく作り分けしてあるのがすごい。
 
 さてお買い物レポはここまでにして、ビルの屋上機器シリーズの続きです。
 前回作ったエアダクトですが、病院屋上に設置するGHPシステム空調機につないで使います。
 下の写真がシステム空調機です。 
イメージ 2
また参考までにビーバーさんのサイトを紹介 三菱重工・GHPシステム空調機
 
模型ではこんな感じにまとめました。小屋はまた紙製です。
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小屋の屋根は微妙に傾斜がついているのですが、これは表紙をワッフルで中身のクリームやフルーツを挟む感じでボール紙をくるみ表現しています。傾斜で生じる隙間は木工パテで目止めしました。
 
次もガスヒートポンプ室外機等の製作です。先が長い・・・・・。
 
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 一昨日は岐阜へ、昨日はあまりの寒さに硬直していました。
 ですので極めてマイナーな作業だけしかしていませんが、ビル屋上に設置されるシステム空調機と建物内部を結ぶエアダクトを製作しました。
 直線状のダクトであればプラ棒を使えばいい話ですが、コーナー部分やS字カーブ状になっている箇所はそう簡単にはいきません。GMの工場プラントキットなどで使えそうなダクトパーツがないか探してみましたが、合うものがありませんでした。
 いろいろ考えた挙句画用紙を貼り重ねて曲げて作ることにしました。
 
 カーブが設計サイズどおり曲げられるようCADで作図した線図をカッティングプロッタでカット。
 画用紙は紙の目を確認し曲げやすい方の目に沿って帯にカット。ボンドで8枚合わせに接着してカッティングプロッタでカットした台紙に合わせ手曲げします。接着剤が生乾きになったタイミングで台紙をダクトの側面に接着。仕上げにラッカー薄め液で溶いた木工パテを染みこませ目止めを行います。
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 作ってしまえばあっと言う間・・・・・・。
 悩み考えている時間の方が長かったという感じです。
 
 次はこのダクトに接続するGHP(ガスヒートポンプ)もしくはEHP(電気ヒートポンプ)システム空調機の入る小屋を製作します。
 
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ビルの冷却塔製作の続きです。
 
側板やファンケーシングのついた天板が出来上がったら、これを箱に組みます。
並行してファンケーシング上もしくは脇に装着されているファン駆動モーターやベルトカバーも作りました。
また冷却塔メーカーの日立アプライアンスのサイトを参照していただきたいのですが、モーターやベルトカバーはファンケーシングの上に被さる形で井桁が乗っかっています。これを含めてカッティングプロッタでカットした紙製のパーツを作成しました。井桁は切り抜いた紙にエバグリのプラ棒も組み合わせています。
イメージ 2
あと中のファンですが、これも紙製パーツで作りなおしました。
画像右手にあるダーツの的みたいな黒い画用紙が6枚のファンを貼り付けるベースです。2枚あわせです。
6箇所切り込みを入れツメ状に起こしています。ここへ白いファンを貼り付ける格好です。我ながらなかなか実感的なファンになったかなと思っています。上からファンを覗くとなかなか格好いい。今にも音を立てて回り出しそうです。(マジでどっかのメーカーさん、これの金型彫って欲しい。。。。。ビルマニアが泣いて喜ぶと思ふが)
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最後に冷却塔の前後に大きく開口しているルーバーですが、これはおなじみCASCOのメッシュフェンスシートを使って再現しました。前回J氏のコメントに書かせていただいたレスの”頂きもの”とはコレのことです。
メッシュフェンスシートの裏に黒い画用紙をアクアリンカーで貼り合わせ、前後に装着します。
頭をひねれば結構変わった使い方ができる商品ですねえ・・・・・ホント。
 
 
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 相変わらず寒いのですが、ようやく工作意欲が回復しつつあります。
 レイアウト製作はあれ作らないといけない・これ作らないといけないでたまに頭の中が整理できずフリーズ状態になります。
 
 さて最近製作し始めているのが病院用をはじめとするビル屋上機器です。
 KATOが製品化したストラクチャーのビルで少し前に出したショッピングビルが一番屋上機器の再現にも拘っていますが、最新作になると天板と一体成型になり構造やディティールがうんと簡略化されてしまいます。
 本当はKATO最新のビルの屋上機器が自分の欲しいものと合っているのですが、かなりスラントした抜き勾配がついているわで原型に使えそうもありません。やむなく自作します。
 
 まず自作する屋上機器の第一発目はクーリングタワー(冷却塔)です。
 駅ビルや百貨店、病院など大型の建造物の空調屋外機として設置されています。トミテクの建コレシリーズに入っている工場プラントセットにもかなり大きいですが冷却塔がついています。
 こちらはビル用ですのでもう少し小さめのタイプを作ります。
 
 自作ですのでまず冷却塔の設計をしないといけませんが、ネットでビル空調機器メーカーのオフィシャルサイトを検索し、さらに概寸図を探し出します。
 まずは冷却塔の外観と概寸図を掲載したサイトをご覧ください。
 
 サイズを割り出しCADでカッティングプロッタ用のカットデータを作図します。
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 側板はコンテナのように角波板になっていますのでクラフトロボの最小切り出し幅0.6mmでビートを入れます。
 薄い紙に予めアサヒペンのクリアラッカーを染みこませておき乾いてからカット。同じくクリアラッカーを染みこませたケント紙にカットしたビートを貼り合わせました。画像で見ると薄紙のビートがぐにゃぐにゃ・よれよれになっていますが、ケント紙にセメントを塗って貼り合わせするとピシっとした仕上がりになります。自作コンテナができそうですね・・・・・。
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 冷却塔の天板に直径12mmの穴を開け4mm幅の紙帯を丸めて2枚あわせにし穴の内側に貼り付け筒状のファンケーシングを表現しました。ちょっと接着に苦労・・・・・。
 ファンケーシングと天板の穴の隙間をラッカー薄め液で溶いた木工パテを使って埋め込みし研磨してやります。
 ファンはコトブキヤのMSGプラユニット・丸モールドⅡにあるジェットファンらしきモールドにカッティングプロッタで円を6分割しカットした紙を羽根に見立てて接着。4枚羽のファンにしました。塗装後にファンケーシングへ収めます。
イメージ 3
 とりあえずは今回はここまでですが、どこの大規模ビルでも見かける冷却塔がどこの模型メーカーも再現していないのはある意味おかしい話です。ビルの屋上は様々な機器やそれと繋がるパイプラインがぐちゃぐちゃに入り組んでおり、これを模型化するのは設計する者にとって鬱陶しい限りですが、レイアウトは上から眺めるのがほとんどですので手を入れられるだけ入れた方が雰囲気がよくなるでしょう。
 できることであれば空調機器や貯水タンク、パイプ、電気設備、非常用階段、窓洗浄用のゴンドラ、転落防止柵などを1セットにしたドレスアップパーツがどこかのメーカーから出てもいいのかなと思っています。
 なかなか関心を持つユーザーが少ないので製品化が難しいかも知れませんが、ドレスアップの効果がわかれば手を出すユーザーが拡がっていくのではないでしょうか。
 
 
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