2013年04月

 駅の構内放送スピーカーに発車反応標示と米粒大のミクロパーツの製作が続き目が疲れます。
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  今度は運転士が列車を停止させる位置を示す列車停車位置目標(停目)です。
 ホームや線路脇に数字や○マーク、名鉄ですと「全」と書かれている標示になります。
 
 この停目も1mm四方の細かいものでホーム上屋に取り付けるのに一苦労します。
 ですが先日のスピーカーや発車反応標示同様、外からプラットホームを眺めたときに一番最初に目に飛び込む標記類のひとつです。実際に装着してみるとホームの雰囲気がかなり大きく変わります。
 
 下はホームの上屋から吊り下げられたタイプ。
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 停目の設置パターンについては列車1輌分ごとに区切って設置していきますが、とりあえずうちの場合は21m級車輌を目安にしました。このレイアウトの場合20m級車輌や18m級車輌も入線しますので本当はそれぞれ色分けや形状を変えた別の停目を設置していくべきですが、かなりゴチャゴチャしてきましたので1種のみです。最近はワンマン運転とかかなり個性的な形状の特急型車輌が出てきており、話はさらにややこしくなりますが・・・・・。
 
 ホーム上屋から外れた位置に建立する停目はワイヤーをL字に折り曲げ、先端に停目マークを貼り付け。ホーム上にぶっ刺します。
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 停目についてはこの辺にしておいて、上屋から吊り下げた前回作の発車反応標示の写真をお見せします。
 発車反応標示のランプ上に信号名の標示をつけておきました。
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 とにかくちまちました工作の連続でしたが、かなり駅のホームらしい雰囲気が高まっています。
 米粒パーツもあると無いのとでは大違いです。
 
 
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 今日も米粒パーツの製作です。
 今回作ったのは列車の車掌や駅員が運転士への発車指示前に信号確認するための電灯標示・出発反応標識(レピーター)です。
 
 このパーツもKATOのホーム付属パーツに盛り込まれていますが、1セットに2つしかモールドされていません。
 うちの駅で必要な数を満たしていませんし予備もありません。
 
 シェードつきのランプが2つ背中合わせについており、ホームの上屋から吊り下げる構造になっていますが、複製するために型取りしたくてもできにくいパーツです。
 KATOのレピーターパーツをもぎって原型に使う方法、自分でオリジナルの原型を製作する方法、複製をやめてももう1~2セットKATOのホームを買ってレピーターだけ使う方法・・・・・いろいろ考えましたが、結局自分で原型を作ってシリコンコピーを採ることにしました。
 
 原型の作り方はプラの丸棒に上下分割で薄い紙を巻きつけ、上半分をランプシェードに見立てます。
 これをボール紙の上で貼ってシリコン型取りの原型とします。
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 標識ランプは2つ背中合わせに貼りあわせますが、間に下端が円盤状となった吊り金具を挟み込みます。
 吊り金具の原型はスライスした円盤と0.5mm角のプラ棒で作成します。
 
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 シリコンで型取った後にプラリペアを使って複製しますが、吊り金具についてはシリコン型に0.5mm角のプラ棒をはめ込んで、円盤部分のみプラリペアをつけてやります。
 プラリペアはアクリル粉を溶剤で溶解して固めるプラ補修材ですが、溶剤が揮発しアクリル粉が固まるとかなり硬くなり柔軟性がないため、細い部分はポッキリ折れやすいです。ですのでその部分のみ柔らかいスチロール材にしておく必要があります。
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 プラリペア複製は自分にとって手馴れた手法ですが、正直うまくコピーできるか自信がありませんでした。
 それでも何とかレピーターらしきものが出来上がりました。シェードも何とかなったようです。
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 私の場合はこんな面倒くさい方法を採りましたが、忙しく模型を作る時間がない人は素直にKATOのホームを買って使うのが良さそうです。
 
 
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 今日はかなりの地味ネタ・ホーム上屋に取り付けるスピーカーの製作です。
 ホームのスピーカーは大概の市販製品に付属パーツとして同梱されているのですが、うちの場合ホームの石垣のみGMのキットを流用しただけで上屋はほとんど自作していますので、こうしたパーツが不足します。
 
 *KATOのローカルホームパーツセットの中のスピーカー。
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 スピーカーやレピーターは省略・・・・・・という考えが一瞬過ぎりましたが、このパーツは上方からホームに目線を落としたときでも目に入りやすい存在です。おゆまるとか型想いによるコピーを考えましたが、型取りがしにくい形状です。
 それともうひとつは金型成型のスピーカーは逆テーパーのついたものですと脱型できないため、実物のスピーカーみたいに奥へ凹む形状を再現できません。致し方のないことですがよく見るとつまらない雰囲気です。
 
 まるで米粒のような細かいパーツで、しかもいくつも製作しないといけないので作りたくなかったのですが、やむを得ません。自分で作ることにしました。
 いろいろ頭をひねった結果、カッティングプロッタでメガホン状に紙をカット。(これを見ているとトヨタの中身のない薄っぺらな内向きスローガン「Reborn」を思い出しそう・・・・・・) プラ材を芯に4枚の紙を箱状に貼っていく方法を採りました。
 
 とにかく前回の自販機みたいに鼻歌交じりに製作できる代物ではなく、作っている間に「なんかこんなことに時間をとっていて大丈夫か自分」という想いに駆られます。
 
イメージ 4 メガホン状態の紙は横用と縦用の2種がありますが、横用の紙にプラ帯をセメント接着してやります。
 
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 接着剤が乾いた後に0.5mmのドリルでプラ材に吊り金具用の穴を開けます。
 
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 その後上にもう一枚横用の紙を接着。 乾いてから縦用の紙を接着します。
 接着は1面づつやっていくのが確実です。接着材を乾かしている間は休憩すればよいのですが、それでも4面分貼っていくのに時間がかかりました。
 
 そんな調子で作った小さいスピーカーですが、ホーム上屋に仮付けするとこんなイメージです。
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 市販品のホームに付属しているスピーカーより立体感が出たかな?
 
 こうしたスピーカーは一見どうでもいいパーツですが、駅のホーム以外にも鉄道車輌の屋上にある車外スピーカー、田舎のメロディバス、右翼の街宣車を作るときにも欠かせないですね。
 
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 最近ウチの近所を走る右翼街宣車はウルフルズ「ガッツだぜ!!!」を流して走るのが好きである。

 図案だけ作成したホームに設置するジュースの自販機とゴミ箱ですが、印刷とシートの切り出しを行い組み立てに入ります。
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 まずは自販機の製作からです。
 材料は紙を主体にして製作しますが、ただ箱を作って実物の自販機を写した画像を印刷した紙を貼ってお終いでは芸がありません。やはり商品サンプルの窓は透明プラ板にしておいて立体感を出したいところです。
 まず自販機の本体を印刷した薄めの紙をコの字型に折り曲げてからカッターで慎重に窓開けしてやります。これはひとつポイントですが、今回の場合折り線とサンプル窓の切り込み線の間隔が0.5mmしかなく、窓を開けてから紙を折り曲げするときれいに折れません。ですので折り曲げを先にやります。
 
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 コの字型に曲げた本体の両側面裏側に0.5mm厚のボール紙を貼って補強。上部に天板のボール紙を接着してやります。これでそこそこしっかりした感じになります。そこへ0.5mm厚透明プラ板をはめ込みできるようにしました。
 さらにジュースサンプルを印刷した紙ですが、こちらも裏側に透明プラ板を貼っておきます。
 表側はサンプル棚の下にやはり0.5mm厚の白ボール紙を貼ってサンプル棚が奥へもう一段引っ込むようにすると共に内部へ仕込んだLEDを点灯させても光が透けない状態にします。
 
 本体の裏側にタミヤセメント塗って伸ばし、少し乾かしてから透明プラ板をはめ込んで本体と密着させます。
 その後へジュースサンプルを印刷した紙をはめ込むと見事に奥行き感のあるジュース自販機の外観が出来上がります。
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 さらに白色LEDを組み込んでみましょう。
 LEDは天板から下へ向けるように組み込むと実感的な光り方をします。
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 自販機に続いてゴミ箱も製作します。
 
  ゴミ箱もプリンターで印刷した紙をタミヤの2mm角プラ棒に巻き付けて製作しました。
 プラ棒は同じ高さにきちんと揃うよう切断しないといけませんが、こういうとき役に立つのが治具です。
 1mm厚ボール紙をカッターで切り込みを入れただけのものですが、これでノコギリ挽やヤスリ仕上げがうんとやりやすくなります。イメージ 6
 切断した後。完全ではありませんが、高さはほぼ揃います。イメージ 7
 
 プラ棒側が巧く処理できたら印刷シートを貼り付け。本当はステンレス製のゴミ箱にするつもりで、できることであればステンレスシルバーを吹きたいところですが、プリンターで刷っただけのものでもまずまずの感じでしたので塗装はパス。
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 出来上がった自販機とゴミ箱を駅ホームに設置しました。
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 この2つもまた置いてみるとすごくいいものです。
 特に透明プラ板を使った自販機が絶妙です。
 
 
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 今月末までに何とか片付けたいという気持ちでホームの小物製作や取りつけ作業を行っていますが、思っていた以上にオリジナルで作成し直す必要のあったり、新規で作成しないといけない標示や看板が多く、デジタル作業で時間を取られます。
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 とにかく作業を進めている割に見た目の劇的変化が少なく、「大丈夫かなあ・・・・・なんかだらだらしているだけでこのまま終わらないのじゃないか」という不安に襲われやすい工程が情景工作には所々にあります。
 前回から進めた箇所は番線標示板とホーム上屋の柱にある駅名標の取りつけです。小さなステッカーですが、それでも結構目立つ存在です。
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 番線表示板は板の中央上部に一本取りつけ金具が付いた状態で、他の案内標示みたいに2本両端にプラ棒を接着すればいいというわけにはいきません。
 私が採った方法はプラ棒の両端に1mm幅のプラ板を接着し上からステッカーを貼る方法です。
 ピンセットを使いながらの少々細かい作業でした。
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 上屋柱の駅名標もかなり細かいものですが、これは意外とすいすい貼り付けが完了。
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 これでまたホームらしい雰囲気が上がってきたのですが、まだ少々小寂しい気がします。
 次に追加する小物で駅構内のくず入れやジュースの自動販売機を追加する予定です。
 
 下はそのレタリングです。
 
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