2018年10月

毎度毎度小ネタばかりのブログになっていますが、今回は金属車輪の黒染めをやってみたいと思います。
近年は旧形車輛を中心に黒染め車輪を装着した製品が増えていますが、当方の車輛はまだ銀メッキ車輪のものが多くあります。JR時代の車輛ならそのままでもいいのですが、国鉄時代の車輛となってくるとやはり黒車輪の方が脚回りが落ち着いてみえます。とはいえ別売りの黒車輪に交換するとなるとかなりの出費が予想されるので、自分で黒染めする方法を探してみました。
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割りと鉄道模型をやっている人の間で知られているのが、いさみやさんの常温黒染液であり、なかなかの逸品のようです。 (KH Train Factory様のレポート

しかしもっと身近な材料で黒染めができぬものかとネットで検索しまくると、意外な方法が見つかったりします。

まずひとつ目に浮かんだ考えはサンポールやカビキラーなどなど塩酸が含まれる洗浄剤で車輪に施されたメッキを溶かせないかということでした。以前ある方がメッキ加工されたプラモデルのパーツを漂白剤に漬けてメッキを溶かす方法を紹介してくれたことがありあす。(もうブログ記事消えたのかな?)
プラパーツだけに限らず、金属のメッキも漂白剤で溶かし落とすことが可能なようです。脱線しますが、サンポールと乾電池、錫を使って工具をメッキ加工するというようなことをしている人もいます。(ただし換気とかをしっかりやらないと塩素ガスが充満し、アウシュビッツ収容所になりますので要注意

話を戻しますが、空き瓶の中にカビキラーを注いで、銀メッキの車輪を漬け込みます。
(これも薬液が飛んで失明しないように防護メガネを装着したり、ゴム手袋をつけてから作業してください
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数時間ほど経つとカビキラーが黒く濁ってきます。丸一日放置しておくと、薄っすらとですが、車輪が黒っぽくなってきます。

他に試したものは日東紅茶の出がらしと酢(レモン汁・クエン酸などもいい)で黒錆をつける方法です。
しっかりと日東紅茶を煮立ててタンニンを抽出し、レモン汁・酢・クエン酸のいずれかを混ぜて、黒染めしたい金属品を漬け込みます。こちらはタンニン酸鉄の被膜で黒くなるということらしいです。


下の写真は日東紅茶の出がらしと酢を増せた液ですが、やはり車輪を漬け込むと黒ずんできますね。ただ自分の場合は紅茶の煮立てが不十分だったのか、黒染めに時間がかかってしまいました。
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そして次に使ってみたのはアーテックの銅板いぶし液という薬剤です。
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これはエッチングをするときの塩化第二鉄溶液でしょうか?1時間程度漬けこむとアンバー色の膜ができていい感じです。集電板など銅板の場合はもっと短い時間で黒くなります。これはモノタロウで371円と相当お手軽な価格で販売されております。


個人的にはこれがいちばんおススメかも。

ということでトミックスキハ58HGの最初期モデルやED62・EF62・EF64などの銀車輪を一気に黒染め化していくことにします。

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昨年春のリニューアル版KATOキハ85の発売から日が経っていますが、貫通扉つきの先頭車キハ85‐100のTNボディマウントカプラー化改造とホロアダプターの取り付けを行いました。 イメージ 1










この工作は既に多くの方が行っており、特に今回の記事も目新しい内容はありません。先頭部床板に穴を開けて、薄い0.3㎜厚のプラ板で塞ぎ、そこへTNボディマウントカプラーを装着するというものです。
手順はTNボディマウントカプラーケースの天板の形に合わせて0.3㎜厚のプラシートを切るところからはじめます。このプラシートは床板の穴をあけるときの型紙がわりにもなります。
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ドリルやニッパー、ヤスリなどを駆使してキハ85の床板に穴をあけます。とにかく少しでも前にカプラーが突き出す感じになるよう、床板の先端ギリギリまで穴を削り拡げます。型紙がわりのプラシートがピッタリ嵌れば大丈夫です。
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穴を塞ぐプラシートは黒で塗装します。ライトの光が透けたりしないようにするための処理です。
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床板とプラシートを接着します。流し込み式のセメント接着剤で固着させていますが、黒い瞬間接着剤等を併用した方がいいでしょう。
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床板両脇にTNカプラーケースのツメが入るホゾ穴を設けておきました。多くの場合はネジ留めする固定方法となっていますが、はめ込み式でも良さそうです。イメージ 7










TNボディマウントカプラーを床板に装着しました。
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車体側ライトケースの一部がTNカプラーのツメと干渉しますので、その部分を削っておきます。
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車体をはめた状態の写真です。
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昨年発売されたASSYのホロアダプターパーツを前面に装着していますが、リニューアル版のキハ85‐1100は幌受けが凹んでおり、ホゾ穴もあけてあります。そこへアダプターを装着する構造で旧製品ノキハ85‐100にこのパーツをそのまま取り付けることはできません。依ってアダプターのホゾをニッパーで切り落とし、さらにヤスリで慎重に削っていかねばなりません。ホロアダプターを車体へ固着させる接着剤はコニシのアクアリンカーを使っています。多くはゴム系接着剤で固着させている例が多いですが、アクアリンカーなら後でアダプターを外したいときに剥がせますし、失敗しにくいです。


早速連結させてみました。
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いい感じです。今回使用したTNカプラーは首が短いタイプですが、幌アダプター同士の間隔はまだ十分あいています。幌アダプターに幌パーツを追加する余裕がありそうです。

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