2018年11月

前回のED62に続き、TOMIXのロクニとロクヨンのお手入れです。車体の色の吹き直しや黒染め車輪化以外は付属パーツの取り付け程度で工作というほどのレベルではありません。完成品にちょこっと手を入れる程度で終わっています。

まずはロクヨンです。4次型になります。ここ1~2年自分はKATO派転向宣言をしておりますが、EF64‐0についてはTOMIXですね。そつのないプロポーションです。

パンタはグレー塗装をしました。碍子も色差しです。イメージ 1
TOMIXの直流電気機関車の青15号は彩度が高めなので、もっと国鉄らしい重みを感じる特製調合の青15号を吹き直しています。黒と白を少し多めに混ぜて鉛色に近くしたものです。青15号の色調についてある人は「GMカラーの青15号は紫っぽい色だから、モリタの方にした」と言っていたことがあります。後でGMのスタッフブログのどこかに飯田線の旧形国電のスカ色を意識して紫っぽい青15号にしたという話が書いてあったような記憶がありますが、こちらが調合した青15号もやはり紫かかった色になってしまいました。黒を多く混ぜるとそういう感じに見えるのかな?

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日東紅茶と酢の混合液で染めた黒車輪です。床下はつや消し黒で塗装しています。かなり引き締まった感じになりますね。

前面。通風口がつきテールライトも大きめです。
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続いてロクニで信越線の主であります。ロクロンと同じく山男と称せられた機関車で重厚感がありますが、やや雰囲気が異なりますね。全長がやや長めで前面はやや膨らみがあります。イメージ 8イメージ 4
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パンタはやはりグレー塗装をしましたが、ライトグレーに塗装されているFRPの屋根に軽くエナメル塗料の錆色とベージュを吹き付けて、汚れが付着した感じにしています。少しですがツルシ感を軽減しました。

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足回りです。同じく黒車輪化と塗装を施しました。余分な話ですが少しTOMIXの方がKATOに比べ腰高感が感じられます。
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正面からです。別のサイトでKATO製と比較した画像をみるとKATOの方が低重心で顔が少し面長ですね。KATOの方が実機に沿って正しいのかも知れませんが、TOMIX側の顔立ちは初代EF62の時代から好きだったりします。


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KATOから製品化されてしまいましたが、TOMIXのED62の車輪黒染め化やパンタグラフの塗装を施しました。
かなり前に青15号の吹き直しを行うなどの加工を済ませてあります。イメージ 6

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車輪の黒染め化は前々回に書いたように、しっかり煮たたてた日東紅茶と酢を混ぜた液に数日漬け込んで黒サビをつけます。台車もプライマーを吹き付けてからつや消し黒で塗装し、スカートのグレーも吹き付けました。塗装するかどうかで質感が変わります。蒸気機関車のようにサビ塗装はしていませんが、かなり足回りが落ち着きます。
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ナンバーやホイッスル・信号炎管の装着もしました。ナンバーは肉を薄くして、車体にはめ込んだときにツライチになるようにしております。

ホイッスル・信号炎管は付属品を装着したのですが、冶具をつかっても取り付けに苦労します。数年前までは「こんなの自分でつけられなくてどうする!」「”Ready to run”は軟弱な思考だ」などと偉そうなことを言ってきましたが、視力低下で巧く取り付けができず「こんなのつけられるか!」となってしまいます。今後自分は”Ready to run”を徹底したKATOを中心に選ぶことになっていくでしょう。

少子高齢化社会が進んでくるとメーカーは今以上に”Ready to run”を追求せざるえなくなるのではないでしょうか。KATOはそういう考えにシフトしているように思えます。よく「今の若い子たちは工作をしなくなった」とか「手先が不器用になった」という理由ではなく、むしろ高齢化した団塊世代に合わせて”Ready to run”化が進んだといえるのかも知れません。最近になって気がつきはじめたことです。(ワタシってホントに身勝手ですね。。。。。)
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しかし前面の誘導員用の手すり取り付けは楽勝でした。繊細な手すりのモールドといい、それにぴったり嵌る穴といい、現代の金型技術万歳です。

あと前面まわりの飾り帯ですが、ハセガワのミラーフィニュッシュを貼っています。これも貼り付け直後は完全に密着しないので、ちょっと弄ると帯がズレたりして貼り付けに苦労します。でも時間が経つにつれ、しっかり食いついてくれるでしょう。(これも最初はここまでやるつもりはありませんでしたが、ナンバー取り付けのときに飾り帯の銀が一部剥がれてしまいました。それを隠すためにミラーフィニィッシュを貼っています。)イメージ 1

パンタグラフはプライマーを吹いた後にグレーで塗装し、碍子を白く、摺り板を銅色に色差ししました。なんかTOMIXが今度「四季島」でパンタの摺り板に銅色を印刷するとか言っていますね。
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ということでED62の軽加工について書きましたが、EF62やEF64-0も同様の加工を現在進めています。
近日中にお見せできればと思います。


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先日到着したKATOのC56小海線ですが、早速錆や煤塗装を施しました。細かく繊細な部品だらけの蒸気機関車モデルです。万が一部品を破損させたり紛失したときを考えるとASSYパーツが調達できるうちに施工したいです。もう間もなく冬もやってきます。
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まずは分解です。KATOの蒸気機関車モデル購入は3機種目ですが、今回のC56はD51やC57に比べると小型の機関車で構造がそれらと若干異なります。分解中「これどういう部品構成になっているの?」と思う場面がいくつかありました。

まずはキャブとボイラー外しです。キャブは両脇にマイナスドライバーをこじいれるツメ穴がすぐに見つかりました。
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しかしボイラーはドライバーを突っ込む穴が簡単に見つかりません。
 
ネットで既にC56の分解経験があるサイトを探し記事を読みます。どうもキャブ側についているヘッドライトユニットを外さないといけないようです。イメージ 3あと今回の場合は先頭側のボイラー蓋・除煙板を外し、後ろ側からだけではなく、前側からもボイラーを左右に少し広げて動力ユニットを外します。
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なんとか外れました。

汚し塗装はいつもどおりです。ワンパターン作業になってきました。
動輪や細かい部品については面倒なのでガイアノーツのマルチプライマーを筆塗りして、錆や煤汚しをします。
金属製のロッドはプライマーを塗ってからオーブントースターで焼き入れ。銀色の軟質樹脂パーツもプライマーを塗ってからガイアノーツのステンレスシルバーを筆塗りし、さらに錆色を混ぜたクリア塗料を上塗りします。

いきなり完成写真です。
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小粒ながらも風格を感じる蒸気機関車ですね。「高原へいらっしゃい」(←田宮二郎が生きていた時代w)です。


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KATOから先月末に発売されたJR東海313系3000番台とC56小海線の2製品を引き取ってきました。
313系3000番台は2輛ユニットでボックスシートとロングシートを組み合わせた内装を持ち、当初は関西線や中央西線中津川以北で運用されていたこともありますが、現在は身延線や御殿場線、飯田線で活躍を続けています。KATOは実車が登場してしばらくして製品化しましたが、今回発売されたものは先頭部の形状やフライホイールつき0.5M動力ユニットなどに改めての再登場です。自分は旧製品の3000番台を持っていたので比較することにしました。(それはそうと1300番台をぼちぼち再生産してくださいな・・・・・。)

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左が改良製品で右が旧製品です。種別・行先表示器が点灯式になっただけではなく、先頭部の造形が変わったことに気づきます。幌やスカートの形状がよくなりました。

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クモハです。パンタが2基載っています。
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クハです。こちらは貫通幌がついていません。
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新製品と旧製品の先頭形状で大きく異なるのは貫通幌や幌受けの形状で、旧製品はけっこうゴツくさい造形でした。クハの幌受けは枠の幅が太く、やや大げさに出っ張っていました。色もグレーです。スカートの形状はエラが張ったような造形でしたが、新製品では下窄みを強調しています。

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クモハの屋根ですが旧製品側はまだパンタ増設準備の段階の姿であり、1基のみです。信号炎管や避雷器はユーザー取り付けになっていました。

LEDの点灯状態を確認します。今回の新製品は白熱灯色LEDを装着している模様です。3000番台は比較的初期に登場したために実車のヘッドライトも白熱灯ですが、種別・行先表示も白熱灯色で光ってしまいますね。まあしょうがないか・・・・。
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旧製品の方はもっとどぎついオレンジ色の光です。
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動力ユニットは旧製品はフライホイールなしの4軸駆動ですが、新製品側はフライホイールつきになったものの、2軸駆動でゴムなしタイヤです。2輛編成の場合は0.5M方式にするのが最近のKATOであります。

あと車体の塗装ですが、新製品は旧製品に比べ、メタリックシルバー塗料のフレークがいっそうきめ細かくなり、きれいな仕上がりです。
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なお種別・行先表示器は今回レンズに印刷するのではなく、ユーザーが好みの種別・行先のステッカーを貼っていくかたちです。優先席や先頭部の足台滑り止めのステッカーも含まれます。
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最後に同じ改良製品のクハ312の400番台と3000番台を比較しました。
先頭部の金型は共通みたいですが、フロントガラスは作り分けをしてあり、後年に登場した400番台は押さえ金の幅が狭く、ワイパーの位置が貫通扉寄りについています。初期車である3000番台は押さえ金が太く、ワイパーも外側になっています。
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もっと細かいことを言いますと実車の場合、初期車は手すりを押さえ金に取り付けていたのですが、新しく増備された方は押さえ金の下に手すりを装着しています。下はキハ25も写真ですがそうなっていることに気が付きます。
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模型の方はこの表現をオミットしていますが、私の場合とくに気にしません。

さて同時購入したC56はこれからウェザリングに入ります。
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前回自分で車輪を黒サビ処理を施す「車輪の黒染めをやってみる 」という記事を書いたのですが、その続編でリムだけに黒サビをつけることができないか試してみました。

ウチにはTOMIXのHGキハ58シリーズの最初期版でまだ黒車輪を装着していないものが多くあって、それを全て黒車輪化するつもりでいました。しかし高出力型のキハ65の台車は特急型のキハ181系と同様にディスクブレーキつきのDT39形と付随台車のTR218を履いています。これを表現するために輪心に黒サビがつかないよう塗料を塗ってから黒染め液に漬けこんでみました。
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リムが黒ずんできたところでマスキングの塗料を剥がしてみます。
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写真だとわかりにくいですが、輪心はメッキが残っているようです。

DT39/TR218にリムだけ黒染めした車輪をはめ込んでみます。
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横からみると輪心が白くキラリと光ります。
もう少しリムが黒くなればよりよかったのですが、キハ58と併結させたときが楽しみです。

あと今日KATOの313系3000番台とC56小海線を引き取ってきました。
313系3000番台は簡単なレポを書いて、C56の方はいつもどおり煤・錆塗装を施します。車輪周りとか少しやり方を変えるかも。

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