2019年08月

KATOの新キハ58シリーズの加工でキハ65が落ち着いたので、本命キハ58の方も加工をはじめます。
KATO新キハ58で少々気になるのは床下表現がTOMIXに比べると、やや大味になっています。キハ58やキハ65の運転席床下についた大きめのタンク(元空気溜め)まで表現しているのですが、カプラーの関係で半分に断ち割ったようなデフォルメがなされており、レリーフ状になっています。しかもステップと一体成型です。成形色がグレーで悪い意味で目立っております。
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キハ65の方はタンク上部やステップとの間をドリルで穴あけして、カッターナイフで削る加工をしたのですが、キハ58はスカートがなく、前面からみると半分に断ち割れたタンクがモロ見えで萎えてします。ウチの場合KATOの新キハ58シリーズは、割り切って編成の自由性を捨てて、先頭用と中間挟み込み用に分けてしまい、先頭用のボディマウントカプラーは非可動・連結不可にしてしまいます。そのかわりに前面床周りのディティールアップを計ることにしました。

まずはキハ65と同様に骨太・肉厚気味のステップを削っていきます。本当は今回のキハ58の元空気溜めタンクも床板側に成形された状態で加工するつもりでしたが、失敗して元空気溜めが折れて外れてしまいました。考え方を変えてボディマウントカプラーポケット側に元空気溜めを装着する方法にします。
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まだ元空気溜めが床板にくっついている状態ですが、0.5㎜厚のプラ板を裏打ちしています。

次に床板から折れて外れてしまった元空気溜めの写真ですが、タンクを吊り下げる手を細いプラ棒で再建しました。
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次はプラストラクトの1/4に断ち割われた丸棒をタンク裏側に接着します。R1.5mmを選択しています。
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次にカプラーポケットに元空気溜めのをはめこみ装着できるように、3㎜角のプラ棒を加工してホゾをつくります。
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ホゾに元空気溜めを接着して、色塗りをしました。
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あまりきれいだと言えませんが、床板に装着し、車体を被せるとこんな感じです。

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「ナイスですね~」「ゴージャスです!」

と言いたくなってきます。

排障器やスノープラウもつけたくなります。

あと今回のKATO新キハ58シリーズに付属している連結器胴受けパーツですが、外れやすいのが気になりました。軟質ビニールやPE、PPも接着できるヘンケルのロックタイト強力多用途接着剤で落ちないように接着しています。今回の新KATOキハ58シリーズはこの点がTOMIXに比べ中途半端であることが残念でなりません。この製品は塗装・印刷仕上げが美しいの一点買いだったというのが個人的な購入動機です。

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前回の記事と同じ工作です。KATOのキハ65のおでこを削ります。

一応施工後
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実を言いますと、記事を書いてから塗装の色調が気に入らないので塗り直したのですが、結局弄り壊してしまうことになってしまいました・・・・・。

1台完成させるために何台も壊す・・・・・・

ほめられた話ではありません。

でもやはりキハ65を買い直して工作やり直しです。
やすりでおでこを削っていきます。
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おでこを削った後は筆塗りでKATO製品の色調に近づけたクリーム4号を塗って研磨しますが、前回はその後エアブラシ塗装もやっていました。しかしクリーム4号がなかなかKATO製品と同じ色調に揃えられません。昼間に塗装してほぼぴったり色調があったと思っても、夜になって蛍光灯あるいはLED灯の下でみたら、妙に赤みが強く出てしまったなんてことが起きたりします。もうエアブラシ塗装をやめて筆塗りタッチアップだけに留めた方が補修痕が目立たないと判断しました。
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これは筆塗りタッチアップ後です。2000番台~4000番台のやすりで磨いていきます。

何とか仕上げた後の写真です。
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なんとか筆塗りタッチアップはうまく行きましたが、やはりまだ屋根が扁平気味というか、肩が張りすぎている感じに見えます。それにやはりKATOのキハ65はTOMIXに比べると、やや面長に見えます。もしかしたらDCC装着のことを考えて屋根を厚めにデフォルメしているのでしょうか?KATOの場合、電気機関車なんかを見ていると面長になっている感じの車輛が多い気がします。

今回の工作は失敗のリスクと効果を天秤にかけたとき、万人におススメできるものではありません。


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*この作品は後日塗装の吹き直しをしたのですが、致命的な失敗で廃車になってしまいました。
現在キハ65をもう一輛購入してやり直しています。

KATOの新キハ58シリーズの軽工作ですが、ちょっと気になっていたキハ65のおでこを削る加工をすることにしました。正直申しますとキハ65はTOMIXの顔立ちの方が気に入っています。両社製品を比較すると各寸法はほとんど違わないはずですが、KATOの方がなぜか屋根の肩やおでこが張っているようで違和感を感じます。

KATO加工前
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KATOとTOMIXの比較
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よく確認するとTOMIXの方がおでこのRがやや大きめになっているように感じました。そのおかげでTOMIXの方がおでこが薄く、スマートで穏やかな顔立ちに見えます。

ということでKATO側のおでこを削る加工を行います。その前にまだ量販店にKATOのキハ65の在庫があるか確認しました。改造するときは「見る用・工作用・保存用」の3輛がないと手が付けられません。

ヤスリなどをつかっておでこの丸みを大きくします。
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この作業で気を付けないといけないのは変な削り方をすると、余計野暮ったい雰囲気になったりします。カチっとした造形を保つよう心掛けながら削ります。

削った後は特別に調合したクリーム4号を筆塗りでタッチアップします。塗料が乾いたら目の細かいヤスリで滑らかな面になるよう仕上げていきます。筆塗りでもきれいに仕上げてみせるという勢いが大事です。

仕上げにエアブラシ塗装です。しゃびしゃびに溶いたクリーム4号を吹き付けしますが、色調を微調整しながら薄く、うす~く吹き付けていきます。
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目立たないところで色調チェックすることも大事です。
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マスキングを剥がしました。加工前と加工後の比較です。
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自分で言うのも何ですが、良く悪くも加工前と加工後の差がよくわかりません。自分で見て「なんか加工後の方がおでこが薄めになったかな?」といったところです。あとおでこのクリームの色調が微妙に違うことや、色入れし直したヘッドライトのシルバーフレームでしょうか。

一応成功作といえば成功作なのですが、なんともいえないむず痒さが遺ってしまう工作でしたw

イチロー選手のように「新記録をつくっても驚かれないことが快感になる」という境地になれるかどうかです。


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7月下旬に入っていから、いろいろバタバタしていまして、工作だけではなくネットからも遠ざかっておりました。
今日は終戦記念日・・・・・。先の戦争で命を失ってしまった多くの人たちの冥福と、平和を祈りたいと思います。

さてKATOの新キハ58シリーズですが、ボディはキハ65だけ少し弄りたいと考えています。となってくると塗料の調合が必要です。まずはKATOの新キハ58シリーズに近いクリーム4号からいきます。

クリーム4号は白と黄色、赤と黒少々を混ぜてつくっていきますが、当然のことながら調合してはテンプレートに試し塗りして、KATOのキハ65を持ち出して色調があっているか、何度も確認します。このテンプレをつくっているときはドンピシャでかなりKATO側に近い色調の塗料が調合できたと思っていました。
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それが確認できたので一度TOMIXのキハ58をイソ漬けして塗装剥離をし、調合したクリーム4号を吹き付けしてみることにします。
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真っ白けのボディです。
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調合したクリーム4号を吹き付けてみたのですが、大変なことに気がつきました。
部屋の照明や日光の入り具合によって色味が変わってみえてしまうのです。
下の2枚の画像は同じ塗料です。
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こちらはさほど色調の差が無いように見えますが、下の画像ですと妙に赤みが強く感じます。もう一度言いますが、上の画像と同じ塗料です。
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クリーム色は非常に曲者で難しいです。もう一回シンナーでTOMIXキハ58の塗料を落として吹き直しです。
白や黒、赤や黄色を一滴づつ垂らしながら調合し直しますが、白の塗料が足りなくなってしまうので、思い切ってひと瓶丸ごと捨てて、イチから調合をやり直します。最初は瓶の1/4程度から始めますが、白をどんどん使ってしまうので、何度か塗料を捨てながら調合し直します。自分の知り合いのモデラーさんも同じようなことをしていましたねえ・・・・・・(この方は「神」認定されていたほどでしたが)

とにかく塗料の色調確認は昼間と夜の両方で、あと筆塗りではなくエアブラシによる吹き付けでテンプレートをつくってやらないといけませんね。テンプレートの下地もボディと同じ色にしないといけません。

一度「鉄道ジャーナル」で京浜急行や阪急の塗装作業について記事が書かれていましたが、シロウトが同じマネをすることは難しいです。

あと自動車のボディをこすったり、ぶつけたりして、工場へ鈑金修理に出された経験を持つ人は少なくないでしょうが、プロの鈑金屋が仕上げたものでも、修理していないところと修理したところで微妙に塗装の色調が違って見えることがあります。それぐらいピタリと同じ色に揃えるのは困難なことです。


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