再びレイアウト製作作業に戻ります。
渓谷部分の仕上げやモジュールトラックの調整作業を行うため一時的に撤去していた橋梁を元の位置に戻します。その前に橋脚の固定や位置調整をしないといけません。
円錐形の石積み橋脚は川の中に建てたものが2本あります。そこに円形の基礎を予め作っておいたのですが、かなり前に作ったもので出来があまりよろしくありません。きれいな形状に直します。
まず元の基礎上部をノミやヤスリを使って平滑にします。
それからボール紙をカッティングプロッタで円形のケガキを入れてカッターナイフで切り抜き新しい基礎を作ります。 基礎は2枚合わせにして作りますが上に貼り重ねる方は輪のように切りました。切り抜いた輪の中側のボール紙はコニシのウルトラ多用途SUプレミアムという接着剤を使って橋脚の底側に貼り付けます。うちが作った円錐形橋脚はウレタンキャストレジンで製作したもので通常のゴム系ボンドでは剥がれてくる可能性が高いです。このSUというボンドの主成分を確認するとウレタンを使っているようですのでいけるかと思うのですが、心配であればボルトどめしておいても良いでしょう。
出来上がったボール紙の基礎を橋脚建立位置に貼り付けます。パテを兼ねてラッカーで溶かしたスチロール材(プラモデルの廃モールド)を塗って接着です。
次に桁と橋脚のボルト固定です。プレートガーター橋は桁と桁の間にコの字断面のボール紙を使ったジョイントを接着してあります。そこにボルトの穴を開けておきました。写真ではわかりにくいですがボルトの頭が見えます。 桁の底側から突き出したボルトです。
桁に取り付けたフレキシブルレールの枕木と枕木の間に極細の精密ドライバーを突っ込みボルトを橋脚の頭部にねじ込みます。
この後トラス橋も再設置しました。
架線柱や橋脚点検歩廊も仮取り付けしています。
しかしレールと桁の間に隙間ができてレールがやや浮いた箇所があります。橋梁の支承等を再加工して取り付け位置高さ調整等を行いましたがまだ完璧ではありません。桁と枕木を何とか巧くとめる方法を考えているところです。(接着はなるべく避けたい)
橋梁や鉄骨型架線柱がつけて楽しんでいる場合ではありません。
この後が大変です。試運転をして車輛の走行に不具合が出ないか確認しないといけません。それはもう少し後になりますが、モグラ叩きのようなバク潰しが嫌なのです。
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