カテゴリ: 車輌ネタ

*この作品は後日塗装の吹き直しをしたのですが、致命的な失敗で廃車になってしまいました。
現在キハ65をもう一輛購入してやり直しています。

KATOの新キハ58シリーズの軽工作ですが、ちょっと気になっていたキハ65のおでこを削る加工をすることにしました。正直申しますとキハ65はTOMIXの顔立ちの方が気に入っています。両社製品を比較すると各寸法はほとんど違わないはずですが、KATOの方がなぜか屋根の肩やおでこが張っているようで違和感を感じます。

KATO加工前
d190711 (12) - コピー

KATOとTOMIXの比較
d190711 (17) - コピー

よく確認するとTOMIXの方がおでこのRがやや大きめになっているように感じました。そのおかげでTOMIXの方がおでこが薄く、スマートで穏やかな顔立ちに見えます。

ということでKATO側のおでこを削る加工を行います。その前にまだ量販店にKATOのキハ65の在庫があるか確認しました。改造するときは「見る用・工作用・保存用」の3輛がないと手が付けられません。

ヤスリなどをつかっておでこの丸みを大きくします。
d190819 (1) - コピー

この作業で気を付けないといけないのは変な削り方をすると、余計野暮ったい雰囲気になったりします。カチっとした造形を保つよう心掛けながら削ります。

削った後は特別に調合したクリーム4号を筆塗りでタッチアップします。塗料が乾いたら目の細かいヤスリで滑らかな面になるよう仕上げていきます。筆塗りでもきれいに仕上げてみせるという勢いが大事です。

仕上げにエアブラシ塗装です。しゃびしゃびに溶いたクリーム4号を吹き付けしますが、色調を微調整しながら薄く、うす~く吹き付けていきます。
d190819 (2) - コピー

目立たないところで色調チェックすることも大事です。
d190819 (3) - コピー

マスキングを剥がしました。加工前と加工後の比較です。
d190819 (4) - コピー
d190819 (5) - コピー

自分で言うのも何ですが、良く悪くも加工前と加工後の差がよくわかりません。自分で見て「なんか加工後の方がおでこが薄めになったかな?」といったところです。あとおでこのクリームの色調が微妙に違うことや、色入れし直したヘッドライトのシルバーフレームでしょうか。

一応成功作といえば成功作なのですが、なんともいえないむず痒さが遺ってしまう工作でしたw

イチロー選手のように「新記録をつくっても驚かれないことが快感になる」という境地になれるかどうかです。


にほんブログぷろぐ村
 

 ツイッター

7月下旬に入っていから、いろいろバタバタしていまして、工作だけではなくネットからも遠ざかっておりました。
今日は終戦記念日・・・・・。先の戦争で命を失ってしまった多くの人たちの冥福と、平和を祈りたいと思います。

さてKATOの新キハ58シリーズですが、ボディはキハ65だけ少し弄りたいと考えています。となってくると塗料の調合が必要です。まずはKATOの新キハ58シリーズに近いクリーム4号からいきます。

クリーム4号は白と黄色、赤と黒少々を混ぜてつくっていきますが、当然のことながら調合してはテンプレートに試し塗りして、KATOのキハ65を持ち出して色調があっているか、何度も確認します。このテンプレをつくっているときはドンピシャでかなりKATO側に近い色調の塗料が調合できたと思っていました。
d190814 (4) - コピー
d190814 (3) - コピー
d190814 (2) - コピー
d190814 (1) - コピー

それが確認できたので一度TOMIXのキハ58をイソ漬けして塗装剥離をし、調合したクリーム4号を吹き付けしてみることにします。
d190815 (2) - コピー

真っ白けのボディです。
d190815 (3) - コピー

調合したクリーム4号を吹き付けてみたのですが、大変なことに気がつきました。
部屋の照明や日光の入り具合によって色味が変わってみえてしまうのです。
下の2枚の画像は同じ塗料です。
d190815 (4) - コピー
こちらはさほど色調の差が無いように見えますが、下の画像ですと妙に赤みが強く感じます。もう一度言いますが、上の画像と同じ塗料です。
d190815 (5) - コピー

クリーム色は非常に曲者で難しいです。もう一回シンナーでTOMIXキハ58の塗料を落として吹き直しです。
白や黒、赤や黄色を一滴づつ垂らしながら調合し直しますが、白の塗料が足りなくなってしまうので、思い切ってひと瓶丸ごと捨てて、イチから調合をやり直します。最初は瓶の1/4程度から始めますが、白をどんどん使ってしまうので、何度か塗料を捨てながら調合し直します。自分の知り合いのモデラーさんも同じようなことをしていましたねえ・・・・・・(この方は「神」認定されていたほどでしたが)

とにかく塗料の色調確認は昼間と夜の両方で、あと筆塗りではなくエアブラシによる吹き付けでテンプレートをつくってやらないといけませんね。テンプレートの下地もボディと同じ色にしないといけません。

一度「鉄道ジャーナル」で京浜急行や阪急の塗装作業について記事が書かれていましたが、シロウトが同じマネをすることは難しいです。

あと自動車のボディをこすったり、ぶつけたりして、工場へ鈑金修理に出された経験を持つ人は少なくないでしょうが、プロの鈑金屋が仕上げたものでも、修理していないところと修理したところで微妙に塗装の色調が違って見えることがあります。それぐらいピタリと同じ色に揃えるのは困難なことです。


にほんブログぷろぐ村
 

 ツイッター

これまでこちらで書いてきたように、KATOが先日再生産した新キハ58シリーズはボディの出来は最高なのですが、床下表現がいささか骨太というかゴツくささを感じさせます。この点がTOMIXのHGキハ58シリーズに譲ってしまうところでした。
d190711 (15) - コピー

d190711 (14) - コピー

先日KATOの新キハ58シリーズを追加購入したため、一部工作をしてみることにします。

今回試行的に加工を行うのはキハ65です。こちらはボディの方も少しいじる予定がありますが、まずは失敗のリスクが最も小さい加工から入ります。ゴツ臭いステップを裏から薄く削ぐことによって、繊細さを演出する加工です。使う工具はオルファの細工カッターと細いノミです。
d190729 (2) - コピー

こちらが加工前のステップです。
d190729 (3) - コピー

ステップの外側を指で支え、裏側をノミや細工カッターで削ぎます。
「オレ様のこの鋭いナイフで、貴様の贅肉をバターのように削いでやるぜ」
という調子で加工しました。

d190729 (4) - コピー

こんな感じです。画像で見るとバリが残っていますね・・・・・。

真後ろからステップを確認します。左が加工前で右が加工後です。元の2/3か1/2程度まで削りましたが、乱暴に扱わなければ折れることはなさそうです。KATOとTOMIXの設計思想の差でしょうが、KATOはどんどん走らせて愉しむことを優先し、デフォルメしてでもステップなどをあまり細くしない選択をしたのでしょう。こればかりはKATOが正解だとかTOMIXが正解だとは言えないところです。
d190729 (5) - コピー

先頭側のステップも加工しますが、運転士席側のステップはタンクと一体モールドになっています。ここまでやってくれたKATOには申し訳ないですが、野暮ったく見えます。そこでタンクの天部を穴あけしてシースルー化し、ステップと独立した感じを強調します。
d190729 (1) - コピー

加工後です。タンク上部の穴あけは0.5㎜のドリル、タンクとステップが接している箇所は0.3㎜のドリルで穴開けし、細工カッターで仕上げます。
d190729 (6) - コピーd190729 (7) - コピー
かなり立体感が増しました。

車体を被せてみましょう。
d190729 (10) - コピー
d190729 (9) - コピー

無敵な感じになってきました。

とりあえず付属パーツは連結器の胴受けと幌受けまで装着していますが、ジャンパ栓の装着は車体加工後です。
少しづつドレスアップしていきます。


にほんブログぷろぐ村
 

 ツイッター

今月中頃に購入したKATOの新キハ58シリーズですが、昨日大須に行ったときに追加でキハ58(T)とキハ28、キハ65、そして未購入だったキロ28を追加で購入してきました。
d190725 (1) - コピー

第1次購入分の感想


最近は鉄道模型の価格がどんどん上がってきていますので、せいぜい1セットどまりですが、大好物といえる車輛については「見る用・工作用・保存用」とか言って2~3セット買ってしまったりします。KATOキハ58シリーズはTOMIXのHGも買ってあることだし、「見る用・保存用」で1台づつ買っておけばいいかなと思っていたのですが、工作用でそれぞれもう一台買うことにしました。車体は文句なしの仕上がりですので、脚周りの工作が主体になります。

それともうひとつは買ってから気がついたことですが、ドレスアップのための連結器受けやジャンパ栓を装着した状態で編成中間に組み込むと、ボディマウントカプラーが首振りをしなかったり、ジャンパが隣の車輛と干渉してしまうという問題が起きるのですね。
これについての対処方法は現在いろんなサイトを参照しながら考えているところですが、まだ決めかねています。前にキハ85‐100でやったようにTNカプラーを装着する案も検討していますが、とりあえずはキハ58の(M)と(T)、キハ28、キハ65のそれぞれ1輛を先頭車専用として、ドレスアップを施し、ライトスイッチも常時ONとするものの、あとは中間組み込みにしてジャンパ栓や連結器受けを未装着。ライトスイッチは常時OFFというかたちで運用分離することにします。

それからKATOキハ65についてですが、ほんの少しだけおでこを丸める”プチ形成手術”を施そうと考えています。一部だけですがリペイントが必要となります。というわけでKATOキハ58用の塗料を調合しています。
クリーム4号と赤11号は以前調合したものが残っていますが、KATOの新キハ58シリーズのクリームはやや濃厚な味付けとなっています。赤11号もさらに鮮烈です。クリーム4号は赤・黄・黒を少しづつ足して濃い口にしていきます。赤11号は黄色の塗料に赤の粉顔料を混ぜ込んで調合します。通常の赤塗料ですと白い顔料が入っているために色が濁る恐れがあり、粉の顔料で赤みをつけてやっているのです。

調合した塗料をテンプレートに塗ってKATOのキハ65と比較しますが、なかなかドンピシャには決まりません。これは筆塗りで塗ったものですが、エアブラシで吹き付けると色味が違ってくる可能性があります。またKATOのキハ58ボディはライトグレーの樹脂を使っているようで、下地も影響することでしょう。
d190725 (2) - コピー
d190725 (3) - コピー

この塗料は一度試しにTOMIXのHGキハ58へ塗ってみようかと思っております。


にほんブログぷろぐ村
 

 ツイッター

前回のEF64に続き、同じくTOMIXのEF62も窓のHゴムを明るいグレーに塗り替えることにしました。しかしながらよくみると若干塗装が荒れ気味だったので、表面を軽く研磨した上で再度青15号を吹き付けることにします。

まずはまた出来上がりの画像からです。
d190713 (13) - コピー

まず表面研磨からいきます。最初に2000番のやすりで研ぎます。意外に表面がざらついていてヤスリが青くなります。
d190713 (2) - コピー
d190713 (3) - コピー

さらに4000番、8000番の順で研ぎます。
d190713 (4) - コピー

やはり青の削りカスがつきますね。
d190713 (5) - コピー

あとTOMIXの電機についているホイッスルカバーは、グレー色です。これも車体色に合わせますが、軟質ビニール系っぽいのでマルチプライマーを塗っておきます。それから青15号を塗りました。
d190713 (6) - コピー
d190713 (7) - コピー

このあと前面の警戒色や標記類をマスキングして、エアブラシ用薄め液で薄く溶いた塗料を吹き付けます。塗料の最初はやや濃いめ、2回目の吹き付けでさらにしゃびしゃびにします。やっていることは石田三成ですw

何とか平滑な塗装面にしましたが、やはり研いだ面だなと気づきます。
d190713 (8) - コピー
d190713 (9) - コピー

次にモニター窓のHゴムも明るいグレーで色入れします。烏口で色差しするつもりでしたが、やはりなぜか上手くできません。安全策でマスキング方式にしました。フルアーマー状態です。(フクシマに出向いたときの枝野幸男かい・・・・・・。)
d190713 (10) - コピー

屋上カバーのモニター窓のHゴムは烏口で色差ししました。いきなり塗料を烏口に含ませて色差しするのではなく、嘴の開き具合を調整して、さっと線が引けるよう練習してから、本番に入るといいようです。塗料は油性のアクリル塗料です。(画像はEF64のもの)
d190713 (1) - コピー

マスキングテープを剥がしました。
d190713 (11) - コピー

屋上の画像です。既にFRPの部分はウェザリングしてありましたが、もう少しきつめの汚し塗装を施しました。一度エナメルの錆色を吹いて、そこへ明るいグレーを吹いております。自分の場合車体の方はあまりウェザリングで汚したくない方です。しかも車体の塗装がきれいに仕上がったときはなおさらです。
d190713 (12) - コピー

やはりメーカーの塗装済完成品がもっとも美しいのは、一切工作をせず何も手を加えていない状態です。どうしても改造しないといけない部分があったりしたときは、極力塗装済完成品の美しさを損なわないようにしたいところです。

最近の自分はモデラーからコレクターへと変化してきています。
極力不要な工作をせず、完成品を汚さないという考えです。

にほんブログぷろぐ村
 

 ツイッター

↑このページのトップヘ